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ハンドメイド作家とつくる
ブラザーソーイングワークショップ

第1回 『アニマルトロフィーを作ろう』

lectured by 花村 一晃

(アニマルトロフィーデザイナー)

イベントレポート

ここがポイント!役立つ裏ワザご紹介

ここでは、アニマルトロフィー作りにおいてワークショップ当日にも使われた役立つテクニックをご紹介します。
当日参加されたみなさんも大感心の一工夫。花村さんならでは裏ワザをぜひご覧ください。

裏ワザ1カーブ縫い

アニマルトロフィー作りにおける各パーツの縫製では、カーブ同士を縫い合わせるポイントがたくさんあります。まち針を活用し、ミシンのスピードを自分に合わせて調整することで丁寧に縫い上げます。

  • 裏技1写真1

    ①縫い合わせる布のカーブ部分をまち針で固定します。縫い始めと縫い終わりを固定し、必要に応じて中間も固定します。

  • 裏技1写真2

    ②ミシンで縫っていきます。針がまち針に当たらないように、針が落ちる直前にまち針を抜きながら進めます。慣れるまではミシンのスピードは低速で。縫い進めるとずれてくるので、押さえを上げて整えながら進めます。

  • 裏技1写真3

    ③作業が進んでパーツが立体になってきても基本は同じ。しっかりとまち針で固定してからミシンで縫い始めます。

  • 裏技1写真4

    ④ゆっくりと丁寧に。失敗しても大丈夫。糸を切って再チャレンジできますので、自分なりのペースを探りながら進めていきましょう。

裏ワザ2ツノの裏返し

作品のポイントとなる"ツノ"を作るためのアイデア技。使うのはなんと「竹箸」と「芯を抜いたボールペン」を組み合わせたオリジナル道具。この一工夫で簡単にきれいなツノが作れます。

  • 裏技2写真1

    ①縫い合わせたツノを芯を抜いたボールペンにかぶせ、ペン先のヘコミと竹箸を合わせます。竹箸がヘコミにしっかり合っていることを確認します。

  • 裏技2写真2

    ②ツノパーツを竹箸の持ち手側に向かってめくり上げていきます。慣れるまでにコツが必要ですが、"丁寧に・勢いよく"がポイントです。

  • 裏技2写真3

    ③ある程度めくり上がったらボールペンからは手を離してもOK。引き続きめくり上げていきます。

  • 裏技2写真4

    ④全てめくり上がればツノの裏返しの完成です。

ワークショップで使用した道具たち

花村さんならではの裏ワザに引き続き、作品づくりに欠かせない道具をご紹介します。個性豊かなアニマルトロフィーはどのような道具を使って生み出されているのでしょうか?

刺しゅうミシン「parie」写真

刺しゅうミシン「parie」

一つ目は刺しゅうミシン「parie」。基本的な縫製に使うことはもちろんのこと、今回のワークショップではparieの刺しゅう機能を活用して耳やツノへのワンポイントアレンジを施したパーツも使いました。

ちなみに、花村さんとブラザーミシンとの出会いは20年ほど前とのこと。「16歳の時に母親から譲り受け、自分で洋服を作ることから始めました。当時はバンドブームで、友人に依頼されたボンテージパンツなども作ったりしました。」

最近使い始めたparieにも期待しているそうで、「刺しゅう機能を活用してみたいと思っています。例えばアニマルトロフィーにイニシャルを入れてお渡ししたり。これまで以上に愛着を持ってもらえるようなプラスワンのエッセンスを刺しゅうで実現してみたいですね。」とワクワクするようなアイデアをお話されていました。

竹箸&芯を抜いたボールペン 写真

竹箸&芯を抜いたボールペン

裏ワザでもご紹介した花村さんオリジナルのハンドメイドツール。どこにでもある竹箸に、これまたどこにでもあるボールペンの先を組み合わせれば、ツノ裏返しのための専用道具に大変身!

「以前は裏返し作業を行う際は先端に糸を付けて引っ張っていました。ただ、ツノに関してはこの方法だと難しかったんです。」そのような中、こういったユニークな方法はどのように思いついたのでしょうか。「竹の箸は綿詰めの作業で使っていました。ある時、ちょっとしたキッカケから”ヘコミがあって・長さがある何か”と箸を合わせて使うことで上手くいくのでは、と思いつきました。そこから試行錯誤の結果、芯を抜いたボールペンにたどり着きました。」

素材が竹ということにも花村さんならではのこだわりが。「ステンレスやプラスチックでも試してみましたが、やはり自然の素材のほうが手に馴染みます。綿詰めに使う時も、竹箸の表面のガサつきが逆に上手く使えたり。手に馴染む、自分ならではの道具を探すこともハンドメイドの醍醐味だと思います。」

裁縫セット 写真

裁縫セット

一見よくある裁縫セットですが、針山を見るとかわいい耳が!ここにも花村さんならではのこだわりがありました。

「もともとロゴをプリントしたオリジナルの針山ではあったのですが、あるワークショップで小学生の女の子が針山に耳を添えて遊んでいたのを見て、、、実際に付けてみました(笑)。」まさにアイデアマンの花村さんらしい思いつきです。竹箸とボールペンもそうですが、道具一つ一つにも花村さんの個性やこだわりが詰まっていました。「よくある道具でも、ちょっと表情を付けてあげると愛着が湧いてきます。ハンドメイドってそういうことも楽しみの一つですよね。素材や道具にも想いを寄せることで作品もより一層ステキなものになると思っています。」

ブラザーソーイングワークショップ・第1回「アニマルトロフィーを作ろう」のイベントレポートはいかがでしたでしょうか。花村さんによる個性的な作品は、ご本人ならではのテクニックやこだわりの道具たちから生み出されていました。花村さん、そしてワークショップに参加された皆様、どうもありがとうございました!

ブラザーソーイングワークショップでは、今後も注目の作家を講師にお招きしてここでしか体験できないワークショップを開催していきます。次回もお楽しみに!

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